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カボチャの育て方・栽培方法|週末の家庭菜園

カボチャ(南瓜)は、ビタミンAなど栄養素を多く含む健康野菜です。 約20年間小さな畑を借りて、試行錯誤しながら家庭菜園で野菜を育てています。週末に世話をして、種まきから収穫まで、 美味しいカボチャの育て方を紹介します。

目次

栽培のポイント

 ・暖かくなってから定植
 ・連作障害がなく育てやすい
 ・収穫後、10日程度追熟させる

カボチャ(南瓜)の栽培スケジュール

種まきから発芽まで

4月中旬から5月上旬、カボチャの種は大きく発芽率も高いので、ポットに2粒ずつ種まきします。約2cm上から土を被せます。お店で買った種をまくのが確実ですが、これまで美味しかったカボチャの種を取っておいて育てても十分育ちます。もちろん直まきでも大丈夫です。

1~2週間で発芽します。元気な芽を1本残し、他は取り除きます。

土つくり

植え付けや種の直まきの2週間前に幅70cm×長さ1.5m(約1㎡)の畝を作り、深く掘って牛糞堆肥2kg(約5ℓ)程度を埋め戻し、苦土石灰100gと化成肥料一握り(50g)をすきこみます。カボチャは肥料を吸収する力が強く、効きすぎると肥料ボケして実がならないことがあります。追肥は不要です。

雑草の防除と水分の保持のためビニールマルチをかけることをお勧めします。

定植は暖かくなってから

定植は、できるだけ、5月下旬から6月上旬に暖かくなってから行いましょう。

ホームセンターなどで苗を買って植える場合、ゴールデンウイークに売り出されることが多いのですが、そのころに苗を植えると低温障害を起こす可能性があります。暖かくなってから定植すると、葉が大きくなり、子ヅルもどんどん伸びてきます。

整枝のやり方

大きな実をたくさん採りたいのであれば、日本カボチャと西洋カボチャでは整枝のやり方が異なります。

日本カボチャは、4つ目の脇芽まで切り取ります。また、親ヅルについたつぼみは大きくならないので取り除きます。その後子ヅルを4枝を伸ばします。それ以降の親ヅルは切り取ります。

西洋カボチャは、親ヅルによく実がつくため、親ヅルと元気な子ヅルを1本残して他の子ヅルや孫ヅルを切り取ります。

しかし、週末の家庭菜園だとこまめに整枝するのは難しく、子ヅル、孫ヅルは1週間でどんどん成長して、わけがわからなくなってしまいます。ツルを放任しても、収穫に大きく差があるわけではないので、あまり神経質になる必要はありません。

最初に咲いた雌花は摘花

最初に咲いた雌花は、たいていは受粉せず、結実しないで枯れてしまいます。結実するとその実は大きくなりますが、ツルや葉の成長の勢いがなくなります。もったいないけど切り落とした方が、後々の収穫量が多くなります。一番花のうちに取り除いてしまいましょう。

受粉は人工授粉が確実

ガクの部分が球状にふくらんでいるのが雌花、ふくらんでいないのが雄花です。

蜂などが多く飛んでいれば、自然に受粉しますが、人工授粉する方が確実です。

雄花を取って花びらを取り除き雄しべだけにして、雌しべに軽くこすりつけます。花が咲いている午前9時くらいまでには済ませましょう。 

収穫

実の表面の光沢がなくなって、皮がかたくなり、果梗(かこう;付け根の首の部分)が白くコルク状態になれば収穫適期です。

収穫後はすぐに食べず、風通しの良い日陰で10日以上追熟させると甘さが増します。

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